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クリスマスローズの育て方・12月 December
鉢植えの株の置き場
寒さが厳しくなってきた12月には、花芽が完成している花株を寒風の当たらない場所か軒下などに移動いたします。
日照時間が短くなり鉢に当たる太陽の熱も僅かとなり鉢が暖まりにくくなりますので、時々
鉢を回転させ鉢の内部の温度を平均化させるようにいたします。
鉢の回転をさせますと鉢の中の根が平均的に伸び株の充実と開花の平均化に役に立ちます。
日照の弱い北国の地域や冬の季節にはぜひとも心がけていただきたいと思います。
11月頃には小さな花芽が茎の基に付いていましたが、春に出た葉を切り日光を燦々と当てるようにしますと花芽は充実してきますが、クリスマスローズの草そのものの成長速度は緩慢になり葉などにはあまり変化は見られません。

地上にでてきた原種チベタヌスの蕾チベタヌスの蕾
種を蒔いた苗床の管理
12月に入ったら種子を蒔いた苗床は霜柱が立つような霜に数回当てるようにし、日中は十分に日光を当て土の温度を上げるようにします。
発根した根が夜間強い霜で浮かび上がるようなときには、暖房のしていない玄関や軒下に移動させ用土が凍り付かないようにします。
雪国や寒冷地での苗床の管理は雪に埋もれさせ春の雪解けまでそのままで置くか、あるいは上記のように夜間は暖房をしていない室内に避寒させる。
病気予防のために殺菌剤の散布は忘れないようにしてください。
12月初旬、発根し種の殻が割れ根が現れてきている


クリスマスローズの発根した根。12月下旬の様子根の長さは3センチから7センチほど

北国での花株の管理
北海道・東北地方・日本海側で雪に埋もれるような地域でのクリスマスローズの栽培管理は、太平洋側の地域とは若干異なります。
庭植えの場合で葉を切ったときは落ち葉や藁などでマルチングをし、雪と寒風から株を守るために風よけをし花の季節まで株を雪に埋もれさせます。
鉢植えの場合も上記に準じますが寒風の当たらない場所に移動させたり、雪がこいをして雪解けの季節までそのままで置きます。
北海道などでは庭植えは強風や雪倒れに注意し、鉢植えなどでは暖房をしている室内には決して入れないで、暖房のしていない明るい部屋の窓際などで管理する。
また日光の出ているときには十分に外気や日光に当てる。
地植えで最も注意しなければならないことは、雪解けの頃に雪に埋もれた株の葉芽や花芽が雪解け水に洗われるため
花のつぼみが腐ったりしますので雪解け水が溜まらないようにする対策を今の内にとる。
肥料と殺菌剤
秋から与え始めた肥料もリン成分が多いものを続けて与えます。
開花の季節になって灰色カビ病や立ち枯れ病に罹らないように、この季節から予防的に殺菌剤を株元を中心に用土にしみこむくらい散布しておきます。
冬の水やり
寒さがきつくなる季節の水やりは出来る限り、晴れた日の午前中霜の溶けた頃の10時頃から12時頃までに与えるようにします。
午後遅くなっての水やりですと、鉢の中にしみこんだ水が夜間の低温のため凍らせ用土を崩してしまったりして、用土の通気性を悪くし春先になってゼニゴケを生やしたりしますので、水を与えるのは必ず午前中にします。
殺虫剤・殺菌剤散布による薬害
殺虫剤及び殺菌剤共にクリスマスローズの開花した花に薬害を表すことがあり、薬品の使用に際しては十分に注意しなければなりません。
ダコニール・ロブラールなどは蕾・開花した花(特にピンクやホワイト・イエローなどの淡い色の蕾や花)に薬害を発生することが有りますので、これらの薬品は茎が伸びて
蕾がふくらむ前に使用するか、主に病気の発生する株基にだけ散布するようにします。
やむを得ず開花時期に使用する場合には蕾や花にかけないように十分に注意してください。また
新しい薬剤を使用する時には必ず本格的に薬剤を使用する1週間くらい前にテストを行ってください。
花に現れた殺菌剤による薬害
クリスマスローズの蕾と枯れ葉
チベタヌスの蕾 プルプラスセンスの蕾
蕾の出方や茎の伸び方などはその年の秋から冬の気温の高低によって変わってきます。
11月から12月・1月にかけて冷気に十分に当たり低温にさらされた株は、2月からの気温の上昇と共に茎を伸ばし花を咲かせますが、低温に当てないで開花させた場合には土際近くで初花が咲いてしまいます。
特に原種のプルプラッセンスは花茎を伸ばさずに、地際で花を開かせる傾向にあります。
これらの事を避けて美しい花を効果的に咲かせるには、11月〜1月まで過保護にしないで冬の季節をクリスマスローズの花株に十分に教えておくことが大切です。

前年の春に発生した葉を枯らし花茎をのばし花を咲かせている地植えのアトロルーベンス
クリスマスローズのガーデンハイブリットの葉は秋も押し詰まった頃に茎から切り取りますが、無茎種のアトロルーベンスやトルカータスなどの原種は寒さがきつくなり霜が降りる頃になりますと茶色く変色し枯れてしまいます。
これは寒さが厳しくなると葉を枯らす性質があるからで、開花や生育には全く悪影響は有りません。
一度花を咲かせている株でしたら、翌年気温が高くなり始めた頃には茎を伸ばし花を咲かせてくれます。
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