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アリを見たらアブラムシ(アリマキ)を疑え

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日本にはおよそ250種類のアリが生息すると言われています。
しかし土の上を列を作って歩いているアリの姿を目で見た限りでは、ほとんど同じ姿で大きさだけが異なると言うのが一般的なアリに対する見方と思われます。
この250種類も生息すると言われるとびっくりするかも知れませんが、都会地だけでなく地方の市街地でも埋め立てやビル建築などで残土などが別の地域に移動することにより、それまで生息していなかった種類のアリまでがトラックに乗り移動し繁殖し、広範囲に数多くの種類のアリが生息しています。
これらのアリをウィルスをまき散らすアブラムシの発見に役立てることが可能です。
「クリスマスローズとアリ」、このように書くと、何故か童話の世界に入っていくような気もしないではありませんが、アリが列を作って歩いているその先を見ると蜜の多く出る花や樹木、あるいはアリの巣、そしてそのアリの列の先にはアブラムシが必ず居る。
それはアブラムシとアリの共生、助け合い。
アリはアブラムシ(アリマキ)が植物の蜜を吸ったり葉の汁を吸い尻から出す甘い汁を食糧として、またアリマキはその甘い汁を出しアリに与えることによって、他の天敵テントウムシの幼虫などの昆虫から食われることを避ける。
アリの列を作って歩いている先には必ずアブラムシが居ると考えていた方がよい。これはクリスマスローズを栽培していると、大きな被害を出し問題になるブラックデスやモザイク病などウィルス性の病気を、アブラムシが媒介する可能性があるからです。
決してアリがクリスマスローズに病気などの被害を与えているのではなくて、アブラムシが、口針をウィルスを保毒している植物の葉や茎・花などに僅かな時間刺すことによってアブラムシが体内にウィルスを保毒し、さらに新しい別の植物に体内に保毒したウィルスを次々と移していく。
これが問題です。

クリスマスローズの種を運ぶアリ モザイク症状の病変が発生したハイブリットの葉
写真画像はクリスマスローズの種を運ぶアリと、ウィルス性の病気に罹ったクリスマスローズの葉

成虫は可愛い姿をしていても幼虫の時期はどう猛な天敵がいます。
このアブラムシを食べるのはナナホシテントウ虫などの昆虫の幼虫。
冬は落ち葉や腐った樹の穴などに集団で越冬し、春になりアブラムシが活発に活動し始めて来る頃に卵を産み、卵からかえったテントウムシの幼虫がアブラムシを次から次ぎへと食べてしまいます。
もし野山でテントウ虫を採取できるなら、集めてきてクリスマスローズを植えている周囲の樹木や草などに放してみると良いかも知れません。
植物に害を与える昆虫だけでなく、テントウムシのように害虫を食べてくれ役に立つ昆虫もいますので、殺虫剤をむやみやたらに散布するだけでなく、これらの益虫を上手に利用し自然が作った営みのサイクルにも目を向けていくと良いと思います。

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