HELLEBORES vesicarius クリスマスローズ ヘレボルスの原種ヴェシカリウス |
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![]() 開花科したばかりのヴェシカリウス |
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| ヴェシカリウス(vesicarius)はトルコからシリアなど中東の砂漠地帯の厳しい環境に自生し、ヘレボルス(hellebores)の属では独特な生育をている唯一の種類です。発芽から一年は双葉を枯らして生育を停止し翌年になり本葉を発生させ成長します。種子の莢も他の原種ヘレボルスと比較すると非常に大きく、厳しい環境の中でも子孫を残そうとする強い意志が感じられます。莢の中に生まれる種は数粒しか出来ず数年間は種の発芽が可能。 |
![]() 種柄を脱ごうとしている種と双葉 ![]() 7月過ぎになると発芽苗は枯れ始め双葉で秋を過ごします |
| 9月の末に蒔いたヴェシカリウスの種子が発根をしている。 根の長さ約1センチ。 このヴェシカリウスの種子はどうにか採取できたが、実際にはどのように蒔いて良いのかが全く不明。 温度管理はどうしようか?。 用土は何を使ったら良いか?。 それらヴェシカリウス栽培に関しては全く情報がない。 どのように考えたかというとこの植物はシリアやトルコなどの砂漠地帯に自生していると。しかし砂漠地帯とは言っても夜温は当然低下する、砂だらけの場所にはガラガラ蛇やサソリくらいしか住めない。 当然植物の生育環境としては全く不適応だ。 ヴェシカリウスの草姿は草。サボテンや多肉植物のように長い年月雨や水の少ない地域で、生存できるように自分の姿を砂漠に適用できるようにはしていない。 ![]() ヴェシカリウスが生育している砂礫地帯なら、ヴェシカリウスもサボテンなどのように強烈な日光と水のない環境に適用できるように姿を変えているだろう。 でもその砂の下には地下水脈が流れている。 オアシスには当然植物も自生しているだろう。 これらの環境を考えると種まき用土や灌水の問題は全て解決。 あとは種子を蒔いて、その時々の状態を観察すればよい。 |
| 他のクリスマスローズと違って、春に双葉だけを出しそのまま夏になると、その双葉を枯らし秋まで夏休みとなります。 来年の春に、改めて本葉を見せ生育していきます。 花を見せてくれるまで、順調に行って5〜7年。 クリスマスローズ・ヴェシカリウスの事で、成育過程を知らないと後でしまったと言うようになることを知りました。 ある生産者のもとで発芽したヴェシカリウスが夏を迎え、写真のように双葉を枯らしている苗床ごと捨ててしまった事があります。 もちろんその生産者は、当然双葉を枯らすことを知っていたのですが、従業員が「枯れた」と考え発芽した苗を全て破棄していまいました。 数週間後、その事態に気が付いた生産者は捨ててしまった苗を探したのですが、他の病気や枯れた苗と混ざり合い、そのヴェシカリウスを二度と発見できなくなったそうです。 あとで聞いた話では大変な損害を被ってしまったようです。 この苗は、すでに一週間は水を与えては居ません。 秋、10月になるまで雨の当たらないところで、ほとんど水も切り3ヶ月間を過ごすことになります。 水を与えるのは早くて10月中旬。 苗床からの植え替えは翌年の春。 |
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| HELLEBORUS h.niger×h.vesicarius |
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| HELLEBORUS h.niger×h.vesicariusの株達です。 この組み合わせの花を作り出すにはいくつもの関門が控えています。 ヴェシカリウス(h.vesicarius)。 一番目はこの砂漠で咲いている花を、株の花をまずは咲かせなければ何ともしようがありません。 花さえ咲けば誰にでもできる、むしろできないことの方が不思議なくらいの交配です。 4〜5年ほど前と違ってかなりの数のh.vesicarius苗が市場に出回っていると聞いていますが、葉を枯らした今の季節からの栽培が最も難しく、株の置き場所、水の与え方が試されるところです。 |
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| ポットの底に回った根を若干解し7号のポットに植え替え。 その繰り返しといくつかの株の花粉付け。 しかし朝からの雨模様。 花粉は細かくほぐれず固まったように雌しべの柱頭につく。 細かな作業となるとメガネ越に見えるクリスマスローズの柱頭がぼけてくる。 虫眼鏡でもと思うのだが、ピンセットでつまんだ雄しべを柱頭にこすりつける。この繰り返し。 この写真の花もだいぶ前にニゲルにヴェシカリウスを交配したもの。 地肌はクリームイエローの花ばかりが咲いてくるが、いくつかの株だけにピンクの色が載ってくる。 |
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