HOME
クリスマスローズガーデンハイブリットの株分け方法
クリスマスローズの無茎種を交雑させて作出されてきたガーデンハイブリットは、一年草など春に発芽し秋には枯れてしまう植物とは異なり、長く栽培し楽しむためには一定の期間ごとに株分けをしなければなりません。しかし無茎種の原種を交雑させて作られてきたガーデンハイブリットだけに株分けは可能ですが、リビダスやフェチダスなどヘレボルスの有茎種、あるいはそれらの交雑種にはこの株分けは出来ません。
クリスマスローズは実生発芽から健康に育ち7年8年もしますと、新しく出てくる芽は板のように板根化した周囲のみに新芽が発生し花立ちが悪くなってきますので、株を幾つかに分けて新しい芽の成長を育むようにします。
   根が板状化したクリスマスローズの株    板状化してきたクリスマスローズの株
株の中心が板根化した株の外側にだけしか出てこなくなり新しい芽は株の周囲に広がってきていますので、株を若返りさせるためにクリスマスローズの株分けを行いますが、それより若い株には株分けは特に必要有りませんので、根鉢の周囲と底の根を若干崩して植え替える鉢増し程度に止めておきます。

   土を落とされ根をほぐされた実生10年のクリスマスローズガーデンハイブリット    根が完全にほぐされたクリスマスローズ、この後株分けがされる
   鉢から抜き出されたクリスマスローズと土を落とされた状態。

     株分けしたクリスマスローズ
   株分けされたクリスマスローズ。写真の白い部分が板根状になっていた部分。

クリスマスローズの株分けの時期は、東北南部より南の地域では秋の10月頃に行いますが、冬の訪れが早い北海道や東北北部などは低温が早くやってきて株分け後の根の生育期間が少ないため、降雪が少なくなった3〜4月頃が株分けの適期になります。
しかし無雪地帯でも12月から2月ですは季節的に厳寒期になりますので、クリスマスローズの株分け後は土が凍り付かないような配慮が必要です。
庭植えの場合にはクリスマスローズの株をシャベルで幾分大きく掘りとり、根に着いている不要な用土を竹箸などで落とします。
株の中心などは古い芽が残り板状になっていますのでマイナスドライバーなどを根板の中心に差し込みこじ開けるようしてクリスマスローズの株を分けます。
この際は株を増やすというより株の若返りを来す目的ですので、あまり小さく分けず4〜5位の芽を付けるようにして株分けをいたします。
株を幾つかに分けましたら不要の用土を取り去り藁灰を切り口になすりつけるか、あるいは切り口に殺菌剤を散布し切り口が乾くまでしばらく待ちます。その後新しい植穴に腐葉土や堆肥を隙込み十分に土と混合し株を植え込みます。
植え込みの方法はそのまま新しい鉢に植え込む方法と、一時的に新しい根が発生してくるまで借り植えをする方法があります。
鉢植えの場合は適当な大きさのポットに湿った用土で植え込み灌水は翌日の午前中にします。その後の1週間から2週間は
風の当たらない場所で管理し、用土への水やりは控えめにします。
肥料に関しては植物の根が大きく切られているため、約2ヶ月位は与えず十分に根が出てきてから少な目に与えることが必要です。
TOPにもどる