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クリスマスローズの育て方とガーデニング 花と園芸植物の販売情報

若泉ファームのサイトにようこそ。お届けするクリスマスローズは奇跡の花、ニゲルとチベタヌスの交配種「絹」、外覆輪のセミダブル「雅」、ホワイト糸ピコティ「FirstKiss」、グリーンピコティ「翡翠」、赤い雄しべをもつ「卑弥呼」、 第4のクリスマスローズジャンル「Shall We Dance」などオリジナル品種をネットショップにて販売していますのでご利用ください。

クリスマスローズの発芽・苗床・立ち枯れ病・管理

病害


12月のクリスマス前、クリスマスローズの双葉が蒔き土を押しのけて顔を出し始めました。
顔を出し始めたからと言って、どこの地域でも発芽し始めていると言うことにはならない。
クリスマスローズの種は関東地方の基準で5月中旬頃に熟して種さやからこぼれ落ち、その種を蒔いても地方地方によって開花が始まるのは2ヶ月くらいは違ってくる。

それと同じで関東地方で今、種から双葉が出てきたからと言って東北、あるいは中国地方、また九州では発芽の時期が違ってくる。
よくBLOGなどでクリスマスローズの種が発芽したと書かれると、「うちのクリスマスローズはどうか」とほじくり返してしまう方がいるが、種まきしてから過度に土や種を乾燥させたりしていないかぎり発根の時期を過ぎ発芽の時期が来ればほとんど可愛い双葉を見せてくれる。

むしろ土をほじくり返して、せっかく根を出し双葉を見せようとしているクリスマスローズを困らせてしまうことになりかねない。
太く伸びた根の周りには細かな毛のような根がびっしりとついている。
この根から水を吸い上げているため、ほじくり返してしまうとその根毛に傷を付けたり、また下の方に伸びる性質の根を逆さまにしてしまうことになりかねない。

日本列島の雪の降らないところで1月中旬がクリスマスローズの双葉が現れてくる標準的な時期。
北国ではもっと遅くなるし、またニゲルやアゥグチフォリウスなどの原種は2月中旬が発芽の時期。

人間様の記憶よりクリスマスローズの種の方がしっかりとした発芽の時期を記憶している。
まずは土を加湿にしないよう、過乾燥にしないようにと。そしてこれから寒波が次々とやってくる季節、昼間は外に出しても夜だけは玄関などの暖房をしていない場所に避寒させると良い結果が出てくるかと思います。


年を越え2月も半ばになると、ハウスの中では10月に播いたクリスマスローズの発芽が始まり双葉を広げようとしています。
当地方でのクリスマスローズ発芽は通常1月10日前後、この日にちは過去15年間ほとんど変わりません。5月に種の採取、6月頃にジャンル別に赤玉土の入った鉢の中に埋もれさせ、10月中旬から末にかけて11.5センチのビニールポットに20粒づつ播いています。
今日現在の発芽は全ポットの7割。ハイブリットも種類によっては発芽が始まったばかりのものもあります。
クリスマスローズの花がなかなか咲かないのも発芽が遅れているのも秋が長かったもので年明けからの寒気の性だけでは無いかもしれません。
先日もクリスマスローズの大敵、灰色カビ病などを避ける方法を書きましたが、発芽したばかりのクリスマスローズの苗にも立ち枯れ病などの菌が狙っていることには間違いありません。

一つ一つのジャンルごとにクリスマスローズの種を播いている限り立ち枯れ病での全滅は少なくなりますが、それでも1つのポットの苗が地際から倒れ始めると次から次へと広がってしまいます。
クリスマスローズだけでなくあらゆる植物・動物は病気の恐怖から逃れることはまず不可能。
それが自然です。
最悪の状態を予期してまず予防に努めることがクリスマスローズに向き合う最善の方法ではと思いますが。気象予報を見ると明日はどうにか晴れの予報、しかしその後は曇り空のオンパレード。なおかつ低温の状態は続く。


クリスマスローズの病気と対策など

3月始め、今年の春はクリスマスローズの発芽や生育もやや遅れぎみのようです。
クリスマスローズは親になっている種によって若干の発芽の乱れがあります。双葉が現れやっと本葉が顔を見せてきたところです。
11・5センチのビニールポットに約20粒の種子を蒔いています。種の発根が始まると用土の乾きがビニールポットごとに変わってきます。

関東地方ではそのような状態になるのが1月下旬。クリスマスローズの根は鉢の中7〜10センチほどに育っています。
発芽苗に与える肥料は本葉が現れるまでは必要有りませんが、本葉が双葉の間から伸び出す頃から液体肥料を与え始めます。花工場などの液体肥料でしたら1週に1回ほど1000倍ほどに液肥を希釈して与えます。

クリスマスローズの種を播く用土は赤玉土ですので生育に必要な肥料成分は含まれていません。
双葉が現れるまでは種の中の子房に含まれているエネルギーで生きていますが、本葉が現れる頃からは肥料成分がクリスマスローズの苗の成長には必要になります。
液肥を与え始めるのと同時に立ち枯れ病予防のため殺菌剤の散布も必要になってきます。


彼岸の頃、クリスマスローズの発芽苗です。春の日差しを浴びてすくすくと育っています。
昨年の秋にクリスマスローズの種を蒔いたら、関東以南はちょうど今頃はこの画像とほぼ同じに育っている頃と思います。
しかし品種や、あるいは原種、そして原種とハイブリットを交配した種などはまだ本葉は出てきていないかもしれません。
下の写真です。


これから二年後には花を咲かせてくれるでしょうが気温の変化が激しい春。
うっかりしているとせっかく発芽し本葉を出し始めたクリスマスローズの苗があるときバタッと倒れて、それがほかのポットに移って言ってしまうことが出てきます。

苗立ち枯れ病です。

農薬などで予防することも肝心ですが、その前に近くに花を咲かせているクリスマスローズがあったとしたらご注意ください。
咲いている花から雄しべが苗床のうえに落ちてはいませんか。
注意することは加湿などだけで無く近くに咲いているクリスマスローズの雄しべ。
コレが意外と悪さをしてくれます。

もし雄しべが苗床の上に落ちていたらピンセットなどでその落ちた雄しべを必ず取り去ってください。

 

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