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クリスマスローズの育て方とガーデニング 花と園芸植物の販売情報

若泉ファームのサイトにようこそ。お届けするクリスマスローズは奇跡の花、ニゲルとチベタヌスの交配種「絹」、外覆輪のセミダブル「雅」、ホワイト糸ピコティ「FirstKiss」、グリーンピコティ「翡翠」、赤い雄しべをもつ「卑弥呼」、 第4のクリスマスローズジャンル「Shall We Dance」などオリジナル品種をネットショップにて販売していますのでご利用ください。

クリスマスローズの交配 これだけは守って

花粉付け 花粉取り


クリスマスローズの語源になったヘレボルス 原種ニゲルです。
このニゲルは園芸店での勉強中、仕入れを担当しているバイヤーさんが仕入れてきたニゲルをほかのニゲルと組み合わせて今までつないてきたものです。

一茎に二花咲く多花性の種類で純白の地色に雄しべの先端が赤く色づくタイプです。
数年ほど前にはサンシャィンで行われるクリスマスローズ展で、ミューさんが仕入れていった40株ほどのニゲルが準備段階で半分が開店以前に嫁に行ってしまったという嬉しい曰く付きのニゲルです。

写真は交配種「絹」を作るため、ニゲルにチベタヌスの花粉を交配する前、花粉が出る前のニゲルの雄しべを全て取り去ったところです。

母親になるクリスマスローズの花粉は全てピンセットなどで取り去ります

クリスマスローズは雄しべより雌しべが先に熟する性質を持っていますので、自分の花粉や他の株の花粉が母親になる花の雌しべにつかないとの配慮ですが、ハイブリットの交配とは全く違って最新の配慮を完璧に行わないと数年後、あるいは花が咲くとき、そして花が咲いてからも障害が現れてきてしまいます。

そして雄しべを取り去った翌日にチベタヌスの雄しべの花粉が出ているものをピンセットで一つずつ取ってニゲルの雌しべにつけます。
しかし、
ニゲルもチベタヌスもハイブリットや他の原種と違って花粉を付ける雌しべの先端や、花粉が出る雄しべの部分が小さすぎる。
虫眼鏡でも持ってこないと確実に雌しべの先端に花粉がついているか判断が難しくなります。

先日こられたお客様の言うこと。

「こんなに細かなことをやることは出来ない」。

正解です。
そして間違いの無い一言です。

 

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