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クリスマスローズの育て方とガーデニング 花と園芸植物の販売情報

若泉ファームのサイトにようこそ。お届けするクリスマスローズは奇跡の花、ニゲルとチベタヌスの交配種「絹」、外覆輪のセミダブル「雅」、ホワイト糸ピコティ「FirstKiss」、グリーンピコティ「翡翠」、赤い雄しべをもつ「卑弥呼」、 第4のクリスマスローズジャンル「Shall We Dance」などオリジナル品種をネットショップにて販売していますのでご利用ください。

ヘレボルス 原種の種さやの形

種の房


2月頃に交配したクリスマスローズの種も一月すると熟してきています。
おませな子供たちは種さやから黒や茶色、はたまたベージュ色をした種をこぼし始めて来ました。
ハイブリットのクリスマスローズは早熟ですがヘレボルスの原種となるとどうも晩稲の感じがしてなりません。アトロルーベンスなどは花粉付けを行ったのは2月も末。
クリスマスローズの花が沢山咲いてきている頃で、それの世話や販売に追われながらの交配でした。



ヘレボルス属の無茎種のさやを軽く見た限りではそれほどの変化は見られませんが、いくつかの特徴などが垣間見られます。

アトロルーベンスとトルカータス・プルプラスセンスなどは形などではほとんど変化は見られません。しかしプルプラスセンスの種さやの先端、花粉が付くところですがアトロルーベンスなどと比較してみますと非常に長ことに気がつかされます。
またクロアチアカスですが、種さやはまるでヴェシカリウスのさやのように丸く少し太っている形です。


ヴェシカリウス。
このヴェシカリウスは他の原種と似た部分はありますが、砂漠特有の気温や強風などによって種さやが遠方にまで届くよう風船を膨らませたような姿です。
プルプラスセンスはアトロルーベンスなどと同じように萼片を平たく開き種さやの花粉を附ける部分はさやの部分と同じくらいの長さを見せています。


有茎種の仲間ではアゥグチフォリウスとフェチダス。茎を伸ばしその先端に花穂を群がり咲かせます。

最後になりますがチベタヌスの種さや。
花が咲いているときの可憐な感じとは全く違って少しばかりみすぼらしく見られますが、さやの中には他のヘレボルスの原種より種の数はほんのわずか。しっかり花粉を雌しべに付けたはずですがこの様子では種の数には心許なく思えます。


ヘレボルスの原種は様々有りますが、種の形やさやだけを見て、どれほどの変異が隠されているのか想像してみると面白いかもしれませんね。

 

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