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クリスマスローズの植え替え・初めての花へ・開花から![]() |
| クリスマスローズの苗の植え替え全般 |
| 前のページまでで種子の蒔き方やポット上げと、最初のクリスマスローズの植え替えまで説明してきましたので、翌春のクリスマスローズの植え替えからその後の育て方をご説明していきたいと思います。 本州の平地では前の年1月の発芽から数度に渡ってポットを換えられ育てられてきた苗は、順調な生育をしていると、ちょうど発芽から約満2年で初めての花を見せてくれるようになります。 前年の秋に植え替えられたクリスマスローズの苗は開花予定の前年春、2月から3月初旬に5〜6号、10月頃には6〜7号のポットにクリスマスローズの植え替えをしましょう。 一般に販売されているクリスマスローズの苗のポットより大きいとお思いでしょうが、しっかりした株に育て開花後も元気に次の年の花芽を作らせるには、ぜひとも5〜6号のポットに植え替えし根が十分に伸びられるようにしておいてください。 |
| クリスマスローズの植え替えに使う用土など |
| 基本的な植え替え用土 中粒赤玉土(5) 腐葉土(4) 軽石中小粒(1)あるいはバーミキュウライトかパーライト・調整用土として籾殻燻炭 ・カキガラ粉 若干 植え替え用土の酸度は強酸性や強アルカリ性でなければ特に注意する必要は有りませんが、基本的には中性(PH7)程度で使用するようにします。 植え替え用のポット 縦に長い形で深い15〜18センチ程度のポット。 その他 根腐れ防止用に軽石大粒か発砲スチロール(プラスチック鉢18センチ程度の鉢までは特に入れなくとも良い)。元肥としてマグァンプなど。 注意 植え替え 用土の混合率は関東地方を基準としていますが、栽培する地域の気温や湿度により比率を変えることが必要です。 近畿・東海以西などで、夏期高温多湿の季節が長くつづき夜間の気温が25度以下にならない熱帯夜が多い地域の場合には、赤玉土や腐葉土の比率を少なくし軽石・バーミキュウライト・パーライトなどの通気性の良い用土を多くします。 用土について 栽培鉢について 肥料について |
| クリスマスローズの苗の植え替え |
| 2月から3月に入った頃に4・5号のポットから5〜6号(直径15〜18センチ)のポットに植え替えます。 この場合は植え替え予定の苗が入っているポットの表面の土を白く乾いているようにしておきます。 ポットの下部に発泡スチロールか軽石の粒を一重位敷き詰め、水を与えたときに鉢底に水を停滞させないようにし、余分な水を鉢底から吐き出させるようにいたします。 用土は若干水を含ませてポットの下部に2〜4センチ敷き、その上に4.5号のポットから抜き出した株の底部の根を若干ほぐすようにして置き、新しい用土で植え込みます。 植え込むときの注意ですがポットの上部に2センチから3センチのウオータースペースをあけるようにし、水やりは翌日の早朝にポットから水が抜けるまで与えます。 その後の1.2週間は強い風の当たらない半日陰の場所に置き根の落ち着くのを待ちます。 クリスマスローズの苗の植え替えたあと細根が伸び出す10日後くらいからは、十分な日光を当てポットと用土を暖め根の生育を助けるようにします。 根や葉が大きく成長してきますので成長速度に応じて追肥を行い肥培しますが、5月末には追肥の成分が切れるようにします。 初夏までに葉が大きく展開しましたら、鉢植えなどは夏の強い日差しを避けるようにクリスマスローズの苗を半日陰の場所に移動し、その後に訪れてくる梅雨の季節は長雨を当てないようにします。 (ワンポィント) ○この時点での植え替えではポットの底に軽石や発砲スチロールなどを敷かなくとも植物の生育には特に影響はない。 ○クリスマスローズの株は他の草花と異なり非常に多くの根が張ります。 植え替えの時に根をほぐさずに土が固まったままで植え替えますと、新しい根の発達が阻害されせっかくの成長期を無駄にしかね ません。 ポットの底に回った根を若干ほぐし、根が新しい用土が触れるようにして根が張れ伸びられるようにいたしましょう |
| クリスマスローズの花芽分化 |
クリスマスローズや樹木の梅・桜など冬から春にかけて花を咲かせる植物は、春から生育し夏になり休眠に近い状態になった6月頃から9月にかけて翌年の春に花芽を分化させます。![]() 8月中旬にはクリスマスローズの茎の基に赤い花芽が数多く出来ている。 |
| クリスマスローズの庭植え |
| クリスマスローズ・ガーデンハイブリットや有茎種などの株を庭植えするには、開花前年の秋に庭に植え込むことをお勧めいたします。 株は発芽から1年半ほどして次の年の春に開花予定のものか春に花が咲いた株を選びます。 庭植えは鉢植えと異なり次回の植え替えまでは少なくとも5年から7年ほどの年月がかかりますので、植え込む株が数年後にはどの程度の大きさに育って来るかを考えにいれなければなりません。 庭植えで重要なことは、植え込む時点での株の大きさを判断するのではなく、数年後にどのくらいの大きさの株に育っていくかを考慮に入れます。 株と株との間は少なくとも50センチから60センチほど必要で、クリスマスローズを植える高さや位置は土の表面より10センチほど高く盛り土をして植え込みます。 深さ50センチ、幅50センチほど庭の土を掘り起こし、腐葉土・石灰を混合した用土にクリスマスローズの株を軽く根をほぐした状態で植えてください。 |
| クリスマスローズ・秋の植え替えのこつ |
| 春に5〜6号のポットに移した株を、10月始めには6号から7号のポットにクリスマスローズを植え替えます。植え替えの方法や用土は春のポット換えのものと同じです。6号のポットまでは鉢の底に軽石などを入れなくても生育には特に悪影響は有りませんが、7号以上のポットに植え替える時には鉢の底に必ず底石(軽石・発泡スチロール片など)を入れるようにして水はけを良くしてください。 株を植え替えるときにはポットの底に回った根を若干ほぐすようにし、新しい用土と根の接触範囲を大きくするようにします。 植え替える予定の株は、前日から水を与えずポットの用土を若干乾燥気味にしておきます。 新しい用土は逆に湿らせるようし、植え替え後は風の当たらないところに置きます。 植え替え直後の水やりは避け翌日の早朝に十分に灌水します。 このようにしますと僅か半日ですが苗が水を欲しがり新しい根を伸ばそうとしすので、根の活着が良くなりその後の植物の生育にも大きく役立ちます。 肥料等は植え換え後1週間は与えずにおき、その期間が過ぎたならリン成分の多い液肥か固形肥料を規定に沿って与えてください。 |
| クリスマスローズの開花へ |
| 7号のポットへの植え替えを済ませた苗は、気温の低下と共に花芽を大きくし開花に備えた準備を開始いたしますので、十分に日光を当て花芽の充実を図ります。 このころからの追肥はリン成分の多いものを使い、花が終わる頃までは肥料を切らさないように注意することが大切です。 |
| クリスマスローズ・ガーデンハイブリットの古葉切りと殺菌剤の散布 |
| 春に出て汚れたクリスマスローズの古葉は、11月末から12月始めにかけて根本から5センチくらい残して切り取ってしまいます。 ただし秋に出てきた葉は切りません。 これは夏に出来、成長している花芽に日光を当てると共に、新しく出てくる花茎をまっすぐに立て見栄えを良くし、株の間の風通しを良くし立ち枯れ病や灰色カビ病などから株を守るためでもあります。 古葉切りは雨などの日は避け晴れた日に行い、葉茎を切り取った切り口がすぐに乾くようにし切り口からの病原菌の進入を避けます。 古葉を切り取るときにウィルス性の病気予防のために、使用するハサミなどは火でハサミの刃をあぶるか、レンテミンか第三リン酸ナトリウムの10%溶液に20分〜30分位ハサミなどの器具をひたしたうえ消毒し水洗いをして使用します。 クリスマスローズの古葉切りが終わりましたら、開花の季節2月頃から現れてくる立ち枯れ病・灰色カビ病を防ぐため、ダコニールあるいはベンレート・ロブラールなどの殺菌剤を用土の表面が十分に濡れるくらい散布し、病害からの被害を事前に防ぐようにします。 ![]() (ワンポィント) クリスマスローズの花が咲き進んで来ますと雄しべの花粉が落ちてきますが、この雄しべを用土の上に落としたままにしていますとカビが繁殖し灰色カビ病や立ち枯れ病などの原因になります。薬剤にだけ頼るだけでなくこの辺にもできるならご注意。 |
| クリスマスローズの栽培作業・皮膚炎などの注意 |
| クリスマスローズを数多く栽培していますと、植え替えや古葉切りの作業、また水やりなどの時に腕や足など皮膚の露出しているところに葉が触れてかぶれやかゆみなどの皮膚炎を起こすことが出てきますので、作業中は葉の鋸歯が皮膚に直接触れないように注意します。 主な症状は、皮膚がかさかさになったりかぶれなどで、そのようなときには水で良く洗い流してから皮膚炎などに効果のある軟膏をかぶれた皮膚に塗るようにしてください。 クリスマスローズの根や葉は古くから動物の狩りの時に使う毒草として知られているように、草全体に毒を持っていますので草の汁などが大量に体内に入りますと嘔吐、眩暈、不整脈、心臓麻痺などの症状が発生したり、死亡に至ることがおきますのでご注意ください。 試しにとかでクリスマスローズ(ヘレボルス属)の葉や根・花などを口に入れないように注意してください。 |
| クリスマスローズ開花の楽しみ |
| クリスマスローズの小首を傾けた花が咲き乱れるのは本州では2月から4月、東北地方や北海道などでは4月から5月になります。 ちょうどこの季節は寒気と暖気の入れ替わりの季節になり、湿度も高くなりますので株の間に十分な空間を作るなどして灰色カビ病・立ち枯れ病の対策を十分にとってください。 庭や鉢植えで楽しんだり、花瓶に生けてリビングや玄関に飾ってお客様をお迎えするのにも、クリスマスローズを栽培する皆様の大きな楽しみと思われます。 育てるだけの楽しみから、ワンランク・ステップアップしてクリスマスローズの清楚な趣と春の喜びを、大勢の皆さんにお分けください。 |
| 花後の手入れと管理 |
| 北海道や東北地方などでは4月から5月にかけて今が盛りとクリスマスローズの花が咲いていますが、関東地方南部では4月に入りますと花の季節も終わりを告げようとしています。 花後の手入れを怠りますと灰色カビ病などの病気に罹りやすくなるばかりでなく、来年の花芽を十分につけることが難しくなりますので株の手入れはしっかりしておきます。 鉢植えでも庭植えでも変わりなくクリスマスローズの花の色が退色してきましたら、花茎を5センチほど残して切り取ってしまいます。 しばらくすると切り取った残りの茎は茶色くなり腐ってきますので、スポッと抜けるくらいになりましたら腐った茎は必ず取り去ってください。 5月になりますと株は来年の花芽を付ける準備に入り、新しい葉も数が増えて大きく茂って風通しが悪くなりますので、病気予防に殺菌剤の散布を忘れないようにします。 液肥は気まぐれに与えても十分な効果は見られませんので、1週に一回とか10日に一回などと定期的に与えるようにしますと肥料の効きが良くなります。 この季節に注意する病気は灰色カビ病とベト病があげられ、害虫ではアブラムシやダニなどが多く発生してきますのでクリスマスローズの近くには、アブラムシなどが発生しやすいバラなどの植物を置くのは避けるようにします。 クリスマスローズの初めての花が終わりましたら通常の管理に戻し、ケヤキやモミジなどの落葉樹の葉の茂る6月始め頃から10月始め頃までは半日陰の場所に移します。 健康に育ったクリスマスローズの次回の植え替えは、秋10月始め頃に8号(24センチ程度)の鉢に植え替えをします。 |
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