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クリスマスローズの育て方・3月 March
クリスマスローズの花
3月に入ると本格的な春になりガーデンハイブリット・原種などと、全てのクリスマスローズの花が咲き誇ります。クリスマスローズのガーデナーにとってはこの頃が最も充実し、一年間育ててきた成果と春の喜びを実感できる季節です。
咲いた花は本来萼が花弁化したものだけに数週間しても落ちず花の色も次第に褪せてきますが、花色の褪せた花をそのままにしておき不要な種を付けてしまいますと、株が弱りますので種子を採取しないならば花首から切り取って次の花にエネルギーを送るように手配いたしましょう。

花の終わり
クリスマスローズパーティドレスピンク
ガーデンハイブリットの花を切り花で楽しむ
クリスマスローズの切り花は水揚げが難しくてといわれますが、二番花が咲ききった頃に茎の元から切り取り40度くらいの温湯に1日くらい(自然に温水の温度は下がってきますがそのままで)浸けますと水揚げをします。
また長期間にわたって楽しむには、毎日茎を1センチほど切り取り新しい水に換えることにより、長く楽しむことができるようになります。
もう一つの方法は茎の基から切り取ったクリスマスローズの花茎を束ね、新聞紙でくるみ鋭利なカッターナイフで軸を斜めに切り、茎元1センチほどを90度くらいの熱湯の中に10〜15秒ほど漬け込みます。
熱湯の中に10〜15秒ほど浸し切り取った茎の中に入った空気を放出させたなら、冷水に茎を浸し一気に水揚げをします。十分に水揚げをしたなら軸が熱湯のため変色していますのでその部分を切り取り、後はあなたのセンスで素敵なガラスの花瓶に飾ってお楽しみください。
飾ったなら
長持ちさせるため毎日新鮮な水に交換し茎を1センチほど切りつめながら花を楽しみましょう。
クリスマスローズの花を水盤に飾る
クリスマスローズのバラや他の切り花とは違った、クリスマスローズ独特な花の楽しみ方の一つに花色の褪せていない花を水盤に浮かべて玄関やリビングのテーブルなどに飾って楽しんでみましょう。
方法は簡単ですが、出来る限り雄しべのついている花を選びます。
雄しべがついていませんと、せっかく切って飾った花が平板に見えてしまいますので下の画像のように雄しべを付けている花を選びましょう。

切り取られ水盤に浮かべられたクリスマスローズの花
有茎種を切り花で楽しむ
有茎種(リビダス・フェチダス・アーグチフォリウス・ステルニー)などを切り花で楽しむには、ガーデンハイブリットや無茎種の原種とは異なった茎の切り方をしなければなりません。
ガーデンハイブリットなどの無茎種は茎基から切り取っても、花株にはなんら悪影響は有りませんが、これら
有茎種は茎基から切り取りますと株そのものが枯れる恐れがありますので注意してください。方法は茎についている葉茎の部分を残し、花茎の部分だけを切り取ります。
水揚げは上記の方法で行いますが、熱湯に浸けるには幾重にも新聞紙を巻きつけ手早く行います。
クリスマスローズの植え替え
3月は庭植のクリスマスローズを含め苗など春の植え替えの季節になります。
ただこの季節の植え替えは夏を目前にして成長が少なくなる季節ですので、秋の植え替えのように手荒なことは控えた方が無難です。
鉢植えは鉢から抜き出し用土の回りや底の土を2〜3割ほど落として、一回り(3センチから5センチ)大きな鉢に植え換えます。
植え替えたばかりの株には肥料は暫く与えず、10日から20日ほどして細根が出てきた頃に液肥か緩行性肥料を与えてください。
クリスマスローズの庭植え
庭に開花株を植えるのには直径40センチ・深さ40センチくらいの新しい穴を掘り、下の方に腐葉土を5〜6リットルほど入れ土と混ぜ合わせ株を植え込みます。
植え込む場所は、夏の間半日陰になるような落葉樹の下や家の東側を選び、夏の強烈な西日から株を守るようにします。
高冷地や雪国・北海道などの地域では、このころが植え替えのチャンスになります。
病気と害虫
低温で湿度の高い季節になりますと灰色カビ病や立ち枯れ病の症状 が 現れてきます。
立ち枯れ病を起こす菌は数種類が知られていますが、茎の付け根に黒いへこみ
(リゾクトニアによる立ち枯れ病)が 出来、葉の色が少し黄ばん来るような場合には茎の根元を観察してください。
根元に黒くへこんだ部分が立ち枯れ病の症状でそのままにしておきますと茎が倒れてしまうようになります。
病気が出てからどうしようというより、幾つかの病気は発生する時期が決まっていますので出る前の予防をしておきます。
害虫はブラックデスを媒介するといわれているスリップス(アザミウマ)やアブラムシ(アリマキ)ダニがこの時期から活動を活発化させてきますので十分注意しましょう。
咲き終わったクリスマスローズの花や地面に落ちた花粉などはスリップスなどの食糧になりますので、種を採取しない花の花殻は取り去るようにします。
立ち枯れ病
苗のポットあげ
前年の秋に蒔いた種子も3月には全て発芽し本葉も生えそろってきています。
本葉一枚出た時がポット上げの適期です。
一般的に関東では赤玉土を主用土にし腐葉土などと混合して使っていますが、関西などでは夏の高温多湿の気候から根腐れが心配されますので、赤玉土や腐葉土の割合を少なくし軽石などの分量を多くします。
ポットのサイズは7.5センチか9センチのポットを初めは使います。
この作業は苗の根を乾燥させないように日陰で行い、ポットに植え込まれました1週間後くらいから、液肥を規定より二倍くらいに薄めて与えはじめます。
リビダスの実生苗

ポットに植え込まれた実生苗

(ワンポィント)
苗の部分は根と茎の分かれ目(双葉の下)の所までを用土に埋めます。
双葉の下太い根の部分が用土の表面に出ていますと新しい根が双葉の下から出にくくなり成長にも影響が出てきます。
茎基から出てくる上根を大切に発達させるようにします。
植え替える苗は表土を十分に乾かしてからポットから抜きますと、苗同士がほぐれやすく根傷みが少なくなります。
また使用する用土は乾燥したものではなく30パーセントくらい湿らせて使うようにします。
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