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クリスマスローズの育て方・5月 May
5月の株の姿
次から次と新しい葉が展開してくる5月はクリスマスローズの株も充実の季節になり、来年開花予定の株は花芽を作る準備に入ります。
花茎が伸びると同時に出てきた葉も手のひらを広げたように大きくなり鉢土の乾きも多く、苗や株の栽培管理にも気を使わなければなりません。
またこの季節は高温と低温の差が激しくなりますので、置き場所や水やりには最も注意をします。
新葉が数多く出てきて葉からの蒸散作用も1年の内では最も多い季節ですので、新葉が用土の乾燥で萎れないように水やりなどに注意してください。
花後の手入れ
5月のゴールデンウィークを過ぎますと東北地方や北海道をのぞき、ほとんどのクリスマスローズは花を終えます。花が終わったこれからの半年間が、来年も美しい花を見るための手入れの期間になります。
花が終わりましたら、晴れて空気の乾燥している日を選び茎の根本5センチほど残して切り取ります。
切り取った後の茎は自然と腐ってきますが、この腐った茎は5月末頃から6月末頃には抜き取ってしまうようにします。
なんの手入れもしないでそのままにしておきますと、腐った茎がナメクジの住みかになったり病原菌を繁殖させ翌年の花芽の付きも少なくなってきます。
また病原菌を繁殖させないための手入れは、ダコニールなどの殺菌剤を3週に1回ほどは散布するようにします。
5月の害虫と病気
5月のゴールデンウィークの頃になりますと、時たま夏のような日が照りつけ気温がに上昇する時があります。
このころではまだ日よけなどは必要はありませが、西日の当たらない涼しい場所に鉢植えの株などは移動させると良いでしょう。
20度を超えるような気温が数日続くようなゴールデンウィークの頃は、クリスマスローズにとっては最後の成長の季節ですので、5月に入った頃にはこの点に注意をしてください。
2月頃から始まった灰色カビ病・立ち枯れ病・ベト病などの病気も、5月に入ってもまだ暫くは発生してきます。
せっかく種を結んだ株も茎が地際から倒れてしまう立ち枯れ病が多く出てきます。
株の間の風通しを良くし、常に鉢などの表土が濡れていないようにしてください。
害虫はアブラムシ・スリップスの活動が大きくなり、またよとうむしの幼虫などがまだ柔らかな葉を食害いたします。
数種類の殺菌剤・殺虫剤を準備しておき交互に散布するようにします。
殺虫剤と殺菌剤を混合しての散布には、使用倍率や混合出来るか否かを使用説明書で確認してから使用します。
ベト病にかかった被害葉  ベト病
種の採取と保存
種子も充実の季節を迎え早いものですと茶袋の中に黒や茶色の種子がこぼれています。袋の中にこぼれている種子は種類ごとにゴミなどを除き、新しい茶袋にバーミキュライトかパーライトと共に入れ秋まで土中か鉢の中で貯蔵いたします。
バーミキュライトなどを入れる理由は種子同志がついたまま保存した場合に、空気の流通が無くなり種子の腐敗などの恐れがありますので、必ず種子同志の間に隙間を保って種子を守ります。
土の中に埋めるには直射日光の当たらない場所に、約30センチから40センチくらいの穴を掘り埋めます。
そのさいには袋に、どの花とどの花を交配したかを油性マジックか鉛筆などで、記録するようにします。鉢などで貯蔵する場合は赤玉土の中粒を入れたものを用意し、日光の当たらない場所で保存いたします。
鉢の表面に水苔を載せ土が乾燥しないように注意ください。
採取されたクリスマスローズガーデンハイブリットの種

クリスマスローズの種子は長期間極端に乾燥させて皺が出来るようにしますと、発芽率が落ちるだけでなく腐らせたり発芽そのものも出来なくなる恐れがあります。
秋まで種子を保存する方法とは別に、種子を採取してすぐに蒔く取り蒔きをする場合がありますが、ここで注意しなければならないのは雑菌のない用土を選び、発芽まで鉢土の表面にゼニゴケなどを発生させないように注意します。

(注)種は完全に熟して種房が開いてから採取する。
未熟な房は種子の色が白から黒や茶色に変わり、房が割れるまで待ってから採取する。
初夏の水やりと肥料
気温の上昇と共に用土の乾きも激しくなってきます。
雨が降ったから水やりをしなくても良いと考えがちですが、クリスマスローズの葉が大きいために傘の役割をして、鉢の用土の中に雨の水が行き渡らないことがしばしばあります。
鉢の用土が濡れていても時々鉢を持ち上げて鉢のなかに水分があるのを確認してください。
気温が25度を超え風が強いのもこの5月で、空気も乾燥し鉢の乾きもそれ以前とは異なってきています。置き場所や鉢・用土などの栽培条件にもよりますが、1日に2回の水やりが必要になる場合が出てきます。
庭に地植えしている場合には、水やりは特に必要はありません。
前年の秋から絶え間なく与えてきた肥料に関してですが、この5月末になって鉢の上に肥料成分が残っている肥料が載っていたなら取り去ってください。
鉢植えは、これ以後は10月始め頃までは肥料成分が鉢に中に残らないようにします。
ポットに入れたクリスマスローズの発芽苗
1月から2月にかけて発芽してきて5月頃になりますと、3号のポットに移された苗はすでに本葉が2本くらい出ている頃です。
5月末には肥料成分が切れるようにし、用土の表面が灰色になるように乾燥したらなるべく早く水を与えます。
発芽苗の肥料ですが、緩行性の肥料を与えていない場合には、1週間に1回程度市販の液肥(5:10:5)を1000倍程度の希釈倍率で与え5月末にはポットに中に肥料成分が残らないようにします。
ポットに植え替えられて3週間後のクリスマスローズガーデンハイブリットの苗、本葉が日本でている

鉢植え株の初夏の水管理 ワンポイント
水やり後暫くしてから鉢を持ち上げてその鉢の重量をご自身の体で確認してください。
その鉢の重量が水を含んだ時の重量で、水が不足したときとは明らかに変わっています。
この水をたっぷりと含んだ時と、乾いたときの鉢の重量を体で覚えていますと、その後はほんの少し鉢を持ち上げただけで鉢の乾きなどが解るようになります。
一度試してみるとお役に立てるかも知れません。
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