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クリスマスローズの育て方・10月 October
日照
10月に入りましたら半日陰の場所に移動していたクリスマスローズの苗や花株にも十分な日光を与えるようにします。
6月から日陰を作ってきたのですが10月に入る頃にはよしずや遮光ネットなどは外し、落葉樹や半日陰の場所に置いていたクリスマスローズの株も秋の深まりと共に日光の当たる場所に移動します。
すでに花芽は株の根元に出来、気温の低下と共に来年の蕾をふくらまし始めますので、秋が深まっていくに連れて十分に太陽を当て花芽が充実するようにします。
また、クリスマスローズ無茎種のハイブリットは種類にもよりますが、10月頃から新しい葉を盛んに伸ばす傾向にありますので、株と株の間の通風、日照を多く与えるようにし葉が健康に育つように注意します。10月の作業は夏と異なり沢山あります。
一つはクリスマスローズ苗のポット換え、株の植え替え、施肥・種蒔き、そして株分けです。
苗の植え替え時期
10月になりますと各地に園芸店などでは、9センチポットに入った今年の春に発芽した苗が並び始めクリスマスローズのシーズンの幕開けとなります。
また自身でクリスマスローズの実生をして、育ててきた苗も新しい葉を盛んに出しこれから株の充実を重ねていきます。
9センチポットに入っている小苗の植え替えには、4号・4・5号(13・5センチ)か5号(15センチ)のポットを使います。
植え替えをする作業の場所は根を乾燥させないよう風の無い日陰の所を選び、ポットから抜き出された苗の根を乾かさないように注意し手早く作業をします。
苗の植え替えの時には、ポットの土の表面が白く乾くようにし、植え込む土は水をかけ若干湿らせるようにして行います。
植え替え直後には水を与えず、翌日の早朝に水を与えるようにし、細根の発達を助けるようにします。植えかえ三週間後のクリスマスローズ
秋の植え替え・方法
すでに植え替え用土の準備は出来ていると思いますが。
赤玉土ーーー5
腐葉土ーーー4
軽石ーーーー1
マグアンプ(緩行性肥料を適量)

それに化石石灰・蛎殻の粉末や燻炭などを適量加えてクリスマスローズの植え込えの用土とします。
クリスマスローズは特に強アルカリ・強酸性の用土でなければ土質は選びませんが、酸度PHは中性7度を基準とし用土の調整をしてください
関西・四国・九州地方など、夏の夜間温度が低下しずらい地域では赤玉土・腐葉土の混入配分を少なくし、軽石あるいはバーミキュウライトなどの比率を多くし土中の空間を多くし根腐れを予防するようにします。
また、ピートモスは高温多湿の期間が長く続き腐る恐れがたぶんにありますので、クリスマスローズなどヘレボルス属の基本用土として使うのは避けましょう。
5〜6号までのポットの場合には、赤玉土の中粒を主用土として使っている限り底に水はけ用の軽石などを敷かずに植え換えますが、根鉢は崩さないようにし鉢底に回った根を若干ほぐし新しいポットに植え換えます。
本州高冷地・雪国や北海道などでは、秋の生育期間が短くなりますのでこの時期には避け8月中旬頃に植え替えを行ないます。

3号のポットから5号(15センチ)のポットに植え替えられたシルバーステルニーの苗
種子の蒔き方

クリスマスローズの実生からの育て方・種子の蒔き方
(リンク)
を参照

庭植え株の植え替えと株分け
クリスマスローズの株分けは実生から少なくとも7〜8年庭に植えて数年経ち、前シーズンの花立ちが少なくなったり成長が悪くなった株にだけ植え替えと株分けを行います。
クリスマスローズ(無茎種)株分け(リンク)

これは単に7年とか8年とかの基準ではなく、株の生育が悪くなったり花付きが少なくなった花株、そして他に植えてある植物との間隔などが狭くなった株にのみ行ってください。
生育が良く花付きが十分な株には株分けは必要有りません。
植え替えの方法は。
40センチから50センチくらいの大きさで掘りあげ、根についた用土を竹へらで落とし芽を4〜5ほど付けて株を割り幾つかに分け新しい場所に植え替えます。
その際植え穴は直径40センチ深さ30センチ位にし、新しい腐葉土を3〜5リットルと堆肥・有機石灰を適量加え水平面より高くして植え込みます。
クリスマスローズはアルカリ土壌に植え込めと言われていますが、これはアルカリ土壌でも育つと解釈してPHは中性を保つようにしてください。
国内の土壌では粘土質や火山灰土以外は特に土を選ぶ必要はなく、植え込みに腐葉土などを混ぜ込み通気性を良くし十分に根を張れるようにします。
株分けや植え替えは出来る限り10月以内に行い、寒さが本格的に訪れる12月頃には新しい用土の中に十分な根を張れるようにします。
植え替えられた株は新しく葉を伸ばしてきます。
9月頃から発生してくるクリスマスローズの新葉や蕾などを、アブラムシ・スリップス・ダニなどの吸汁から守るために、用土の中にオルトランなどの浸透移行性の殺虫粒剤を適量混入しておくと良い。
有茎種(リビダス・フェチダス・アーグチフオリゥスなど)は株分けは出来ません。
有茎種の支柱立て
有茎種のアーグチフォリウス・フェチダス・リビダスは春から伸び出して充実した茎が葉の重さで倒れてきます。冬を迎え雪などの重みで花芽や葉がつぶされないように、ランなどで使用する支柱や竹で茎をまっすぐに立てるようにしましょう。
秋の肥料
10月に入るとクリスマスローズの根は土の中で動き活発な生育をしています。
鉢植えの開花予定株は肥料切れを起こさないように注意し、花芽の充実のために
リン成分の多い肥料を与え肥培し翌年の花を元気に開かせられるように育てます。
肥料成分の組み合わせは(窒素5:リン10:カリ5あるいは10:10:10)を基準として施肥します。
リン・カリ成分に比較して窒素成分は少な目、あるいは同量のものを使用します。
庭植の株には肥料などは特に与えなくとも良い。
種蒔きのワンポィント
クリスマスローズの種子の蒔き方はプラグトレーなどには蒔かず4号〜5号のポットに蒔きます。種をプラグトレーなど土の量が少ない容器ですと水管理が難しくなります。
この際ポットの底に敷いた赤玉土1センチの上にマグアンプなどの緩行性肥料(半年用小粒)を10粒くらい乗せ、その上に播種用の赤玉土をポットに入れ種子を蒔きます。
このようにしておきますと発芽後、本葉が出てきた頃からの生育に効果があり、植え替えが秋になった場合にも役に立ちます。
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